第一種電気工事士 過去問
令和8年度(2026年) 上期
問49 (配線図 問9)

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問題

第一種電気工事士試験 令和8年度(2026年) 上期 問49(配線図 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

図は、高圧受電設備の単線結線図である。この図の矢印で示す10箇所に関する問いに対して、答えを1つ選びなさい。
〔注〕図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。

⑨で示す部分の図記号で、正しいものは。
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この過去問の解説 (2件)

01

正解は「EA(A種接地工事)を表す図」です。

 

図の⑨は、容量500kV・Aの高圧変圧器の金属製外箱に施す接地工事を示しています。

接地工事とは、電気機器の金属部分を大地につなぎ、漏電などによる感電や火災を防ぐための工事です。

接地工事には、A種、B種、C種、D種の4種類があり、接地する設備や使用電圧によって種類が異なります。

「電気設備の技術基準の解釈」第29条では、高圧または特別高圧の電気機器の金属製の台や外箱には、原則としてA種接地工事を施すことが定められています。

図の変圧器は、一次側に6,600Vの高圧を使用しているため、金属製外箱にはA種接地工事が必要です。

選択肢1. 解答選択肢の画像

正解です。

A種接地工事は、主に高圧・特別高圧の電気機器の金属製の台や外箱などに施す接地工事です。

高圧機器は、絶縁が悪くなるなどして金属製外箱に電気が漏れると、感電などの重大な事故につながる危険があります。

そのため、金属製外箱を大地につなぎ、危険な電圧が加わることを防ぐ必要があります。

A種接地工事では、原則として接地抵抗値を10Ω以下にする必要があります。

図の⑨は、一次側に6,600Vの高圧が加わる変圧器の金属製外箱に施す接地工事を示しています。

まとめ

接地工事は、電気設備の使用電圧や接地する場所によって種類が異なります。

主な接地工事の種類と役割は、次のとおりです。

 

 A種接地工事(EA):高圧・特別高圧の機器の金属製の台や外箱などに施します。接地抵抗値は原則10Ω以下です。

 B種接地工事(EB):高圧・特別高圧と低圧を結ぶ変圧器の低圧側などに施します。接地抵抗値は高圧側などの地絡電流や保護条件によって決まります。

 C種接地工事(EC):300Vを超える低圧機器の金属製の台や外箱などに施します。接地抵抗値は原則10Ω以下です。

 D種接地工事(ED):300V以下の低圧機器の金属製の台や外箱などに施します。接地抵抗値は原則100Ω以下です。

 

なお、C種接地工事とD種接地工事は、一定の条件を満たす漏電遮断器を設置する場合などに、接地抵抗値の基準が緩和されることがあります。

 

また、同じ変圧器でも、接地する場所によって工事の種類が異なります。

高圧変圧器の金属製外箱にはA種接地工事、高圧と低圧を結ぶ変圧器の低圧側には原則としてB種接地工事を施します。

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02

 接地工事の種別に関する出題となります。

 単線結線図では、高圧側のスター結線から接地線が伸びています。この時点でA種接地工事である事がわかりますので、EAとある図記号を選べば正答となります。(小さなABCDのアルファベットが、接地工事の種別を示しています。)

 深掘りしますと、まず、高圧側である以上C種とD種は除外されます。残るはA種とB種ですが、B種接地工事は変圧器内の高圧と低圧の接触(混触)に対応するものですので、低圧側電路に施設されます。よって、A種接地工事が正答となります。

選択肢1. 解答選択肢の画像

 冒頭の通り、A種接地工事を示す図記号が正答となります。

まとめ

 実際の単線結線図では、機器のどこから伸びているかの理解も求められます。(低圧電路だと、機器の外箱に接続した接地線か、機器の端子から伸びている接地線など)

 接地工事の理解は必須事項ですので、きちんとマスターするようにしましょう。

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