第一種電気工事士 過去問
令和8年度(2026年) 上期
問22 (電気機器、蓄電池、配線器具、電気工事用の材料及び工具並びに受電設備 問3)

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問題

第一種電気工事士試験 令和8年度(2026年) 上期 問22(電気機器、蓄電池、配線器具、電気工事用の材料及び工具並びに受電設備 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

写真に示す機器の文字記号(略号)は。
問題文の画像
  • CB
  • PC
  • DS
  • LBS

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は「PC」です。

 

写真の機器は、高圧カットアウト(PC)と呼ばれる装置です。

高圧カットアウトは、主に高圧受電設備で、変圧器やコンデンサなどの電気機器を保護するために使用されます。

内部に高圧ヒューズを取り付けることができ、過負荷や短絡などによって異常な電流が流れた場合に、ヒューズを溶断させて電流を遮断します。

写真では、箱形の機器が3個並んでいることが特徴です。これは三相の高圧回路で使用する構成です。

選択肢1. CB

CBは「Circuit Breaker」の略で、遮断器を意味します。

遮断器は、電気回路に異常な電流が流れたときに、電流を遮断して電気設備を保護する装置です。

高圧受電設備では、真空中で電流を遮断する真空遮断器(VCB)などが使用されます。

CBは電路の開閉や故障電流の遮断を行う機器ですが、写真の箱形の高圧カットアウトとは構造が異なります。

選択肢2. PC

正解です。

PCは「Primary Cut Out」の略で、高圧カットアウトを意味します。

高圧カットアウトは、主に高圧受電設備の変圧器やコンデンサの一次側に設置される機器です。

一次側とは、変圧器などに電気が供給される側のことです。

高圧カットアウトには、ヒューズを取り付けて電気機器を保護するものがあります。

過負荷や短絡によって異常な電流が流れると、内部のヒューズが溶けて電流を遮断し、設備の損傷を防ぎます。

選択肢3. DS

DSは「Disconnecting Switch」の略で、断路器を意味します。

断路器は、電気設備の点検や修理を行うときに、電路を電源から切り離すための機器です。

通常、遮断器などで電流を止めてから操作します。

断路器は、負荷電流や短絡電流を遮断する能力を持たないことが特徴です。

一般的な断路器は、金属製の刃のような接点を開閉する構造であり、写真の高圧カットアウトとは外観が異なります。

選択肢4. LBS

LBSは「Load Break Switch」の略で、高圧交流負荷開閉器を意味します。

LBSは、変圧器やコンデンサなどの高圧機器に流れる電流を開閉するための装置です。

通常の負荷電流を開閉できますが、LBS単体では大きな短絡電流を遮断できません。

そのため、短絡事故への対策として、高圧限流ヒューズを組み合わせて使用することがあります。

LBSは負荷電流の開閉を行う機器であり、写真の箱形の高圧カットアウトとは構造が異なります。

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02

 受変電設備に用いられる機器に関する出題です。

 選択肢はいずれも一般によく用いられるものばかりとなります。各機器についての特徴についても覚えていきましょう。

 それでは、各選択肢の解説をしていきます。

選択肢1. CB

 CB(遮断器)は、事故電流を遮断し、電路の開放に伴うアーク発生を抑止(消弧)する機能を有します。消弧の関係から密閉された空間が必要となり、その為筐体型の形状を取ります。画像は明らかにCBの形状ではありませんので、誤りです。

選択肢2. PC

 PC(高圧カットアウト)は、300kVA以下の設備に用いられる開閉器の一種です。断路器とヒューズで構成されており、同じような構造のLBSと比べて価格面が安い一方、LBSのように3相一括の開閉はできず、1相ずつ開閉する必要があります。また、PCの形状は白いケース内にヒューズを収める形となっており、ヒューズが露出するLBSとはその点も異なります。

 画像はPCの特徴と合致していますので、正答となります。

選択肢3. DS

 DS(断路器)は点検などの目的で手動で開閉される装置であり、画像に見えるようなケースは存在せず、主接点が露出しており、DS棒を使い手動開閉します。遠隔開閉の都合から制御電源を接続する装置が付属しているか程度です。画像の特徴と合致しませんので、誤りです。

 なお、遮断器を解放せず断路器を解放すると、断路器の主接点間でアークが発生しますので、操作手順は間違えないようにしましょう。

選択肢4. LBS

 LBS(高圧交流負荷開閉器)は、300kVA以下の設備に用いられます。構造はPC(高圧カットアウト)と似ており、断路器にパワーヒューズで構成されています。PCとの違いは3相一括で開閉できることで、開閉による欠相の心配がありません。PCとの形状も異なり、主接点やパワーヒューズが露出、3相間を同時に開閉するシャフトが存在し、PCのようにコンパクトな箱に全ての装置を詰め込む事はできません。

 画像はLBSの特徴と合致しませんので、誤りです。

まとめ

 本問は受変電設備であれば必ず備わっている機器を出題しています。いずれも実務で頻繁に取り扱いますので、それぞれの特徴について熟知するようにして下さい。本問と直接関係ありませんが、遮断器と断路器の操作手順は常識ですので、必ず習熟してください。

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