第一種電気工事士 過去問
令和4年度(2022年) 午後
問30 (一般問題 問30)
問題文
〔注〕図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。
①に示すケーブル終端接続部に関する記述として、不適切なものは。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第一種電気工事士試験 令和4年度(2022年) 午後 問30(一般問題 問30) (訂正依頼・報告はこちら)
〔注〕図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。
①に示すケーブル終端接続部に関する記述として、不適切なものは。
- ストレスコーンは雷サージ電圧が侵入したとき、ケーブルのストレスを緩和するためのものである。
- 終端接続部の処理では端子部から雨水等がケーブル内部に浸入しないように処理する必要がある。
- ゴムとう管形屋外終端接続部にはストレスコーン部が内蔵されているので、あらためてストレスコーンを作る必要はない。
- 耐塩害終端接続部の処理は海岸に近い場所等、塩害を受けるおそれがある場所に適用される。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
ストレスコーンとは、ストレスを軽減するためのものですが、このストレスとは何でしょうか?
衝撃や雷といったものではなく、「電位傾度」のことを指しています。つまり、電線で電位(電圧)が高い部分と低い部分が発生するのがストレスであり、終端接続部ではそれが発生するということですね。
冒頭にある通り、雷サージに対するストレスを緩和するものではありません。
当然終端部から水が浸入するのは避けなければならないので正しいです。
「~〇〇する必要がない」という選択肢は誤りになりがちですが、この問題においては記載の通りゴムとう管形屋外終端接続部にはストレスコーン部が内蔵されています。
耐塩害とあるのでもちろん塩害を受ける恐れのある場所に適用します。
ストレスとは何かを抑えておき、またいくつか種類のある終端接続部について確認しておきましょう。
参考になった数45
この解説の修正を提案する
02
問題の場所は高圧引込開閉器の2次側接続場所付近になります。
ストレスコーンは銅遮蔽テープ端部への電気力線の集中を防ぎ、電位傾度を緩和し絶縁体の絶縁破壊を防止する役割を持っています。
雷サージ電圧が誤りです。電位の差によるストレスを緩和をさせるものです。
説明の通りで問題ありません。
ストレスコーンは2つも必要ないので問題ありません。
耐塩害は海岸などに適用されます。終端接続処理だけでなく、引込ケーブルを支持する高圧ピン碍子なども耐塩害が使用されます。
ストレスコーンの意味をしっかり理解していれば問題ありません。
参考になった数15
この解説の修正を提案する
03
高圧の配電線を引き込むときのケーブル終端処理について、誤った記述を識別する問題です。
高圧ケーブルの引込みについては、接続部の状況(キュービクル内、屋内、屋外、塩害の有無)に応じた施工が求められます。終端接続部の処理には、(1)先端部をテープで巻く、(2)ゴムとう管で保護する、(3)がい管で保護するなどの方法があり、この順に環境の変化に強くなります。本問の場合は、接続部が屋外にあるので、降雨や塩害などの自然環境に耐性のある処理を行う必要があります。
誤った記述です。ストレスコーンは、高圧ケーブルの接続部において、ケーブルの遮蔽層をコーン(円錐)状に膨らませ、遮蔽層端部の電界(電位傾度)を緩和するためのものです。
正しい記述です。屋外の接続部では、降雨に対する処理が必要です。
正しい記述です。ゴムとう管は、雨覆とストレスコーンを合体させた、ゴム製の一体成型部品であり、これをケーブル先端の接続部に施工するものです。
正しい記述です。塩害の影響を受ける場所では、環境耐性の高い処理(がい管形終端など)が必要です。
以下は少し古い資料ですが、終端処理の詳しい説明があります。
高圧ケーブル用終端接続部について、JCAA 技術報告第2号、1992年11月、https://www.jpcaa.or.jp/pdf/gijyutu/report2.pdf
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問29)へ
令和4年度(2022年) 午後 問題一覧
次の問題(問31)へ