第一種電気工事士 過去問
令和8年度(2026年) 上期
問14 (電気応用 問5)

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問題

第一種電気工事士試験 令和8年度(2026年) 上期 問14(電気応用 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

写真に示す照明器具の主要な使用場所は。
問題文の画像
  • 極低温となる環境の場所
  • 物が接触し損壊するおそれのある場所
  • 海岸付近の塩害の影響を受ける場所
  • 可燃性のガスが滞留するおそれのある場所

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は「可燃性のガスが滞留するおそれのある場所」です。

 

写真の照明器具は、防爆形照明器具です。

防爆形照明器具は、燃えやすいガスや蒸気が発生する場所で、電気火花や高温による爆発・火災を防ぐために使用されます。

一般的な照明器具は、電気部品から火花が発生したり、表面が高温になったりする場合があります。

周囲に可燃性ガスがあると、これらが原因で引火する危険があります。

そのため、防爆形照明器具は、爆発の原因となる火花や熱が周囲の可燃性ガスに引火しないように工夫された構造になっています。

選択肢1. 極低温となる環境の場所

不適切です。

極低温となる場所では、低い温度でも正常に点灯し、部品が壊れにくい照明器具が必要です。

このような環境では、低温に対応した照明器具を使用します。

選択肢2. 物が接触し損壊するおそれのある場所

不適切です。

物がぶつかって照明器具が壊れるおそれのある場所では、衝撃に強い構造の照明器具や、保護ガードを備えた照明器具などが使用されます。

例えば、工場や倉庫などで、運搬する荷物が照明器具に接触するおそれがある場合です。

選択肢3. 海岸付近の塩害の影響を受ける場所

不適切です。

海岸付近では、潮風に含まれる塩分によって金属がさびたり、照明器具が傷んだりすることがあります。

このような場所では、塩害に強い材料や塗装などを使用した耐塩害形照明器具が適しています。

選択肢4. 可燃性のガスが滞留するおそれのある場所

正解です。

写真の照明器具は、可燃性ガスや蒸気が存在するおそれのある場所で使用する防爆形照明器具です。

例えば、石油化学工場や塗装工場、可燃性のガスや液体を扱う施設などで使用されます。

一般的な照明器具では、電気火花や高温部分が周囲のガスに引火する危険があります。

防爆形照明器具は、危険なガスに引火しないよう、電気部品や器具の構造に特別な安全対策が施されています。

 

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02

 照明器具の種類に関する出題です。通常の環境で用いられるものでなく、過酷な環境で使われる特殊仕様の照明器具に関する知識が問われます。
 照明器具に関しては、実務をある程度経験されている方でも、大抵は一般仕様か、あっても密閉型のものしか扱った事が無いと思います。
 また、特殊仕様であっても一般仕様のものと外観に大きく違いが無い場合もあり、正答するのはなかなか難しい出題となります。

選択肢1. 極低温となる環境の場所

 低温環境下では、材質が脆くなることや、結露そのもの、結露から派生する錆びなどが主な問題となります。その対策として割れにくい材質やパッキン使用などが用いられますが、外観の違いとしてはパッキンの有無やステンレス製である事が最もわかりやすいかと思います。
 写真はパッキン等は確認できませんので、誤りとなります。

選択肢2. 物が接触し損壊するおそれのある場所

  物損のおそれのある環境で使われる照明器具としては、最もわかりやすい事例が体育館などに用いられる保護材かと思われます。それ以外にも耐衝撃性の高いプラスチック材や、強化ガラスなどで対策しています。いずれも最も脆弱な発光体部分をガードするつくりとなります。
 写真はむしろ配線部を守っているように見えますので、誤りとなります。

選択肢3. 海岸付近の塩害の影響を受ける場所

  耐塩仕様の照明器具は、基本的に塗装やステンレスで対策を取ります。また密閉性を高めた構造とする事もあります。性質的には低温用照明器具と近いものがあります。その為、誤りとなります。

選択肢4. 可燃性のガスが滞留するおそれのある場所

 可燃性のガスが滞留する環境下では、防爆型と呼ばれる照明器具が用いられます。
 防爆型は内部で火花や爆発が起きても良いように、材質の肉厚が太く、密閉された構造をしています。また多数のボルト締めで内部爆発に備える事も特徴の一つとなります。画像の形状と合致している為、正答となります。
 写真の特徴と一致しているため、こちらが正答となります。

まとめ

 本問は知識問題の中では難易度が高く、現物を取り扱った実務経験を積む事が一番の対策となります。これが難しい場合、各照明器具メーカーのカタログなどで調査する事が一番の勉強法となるでしょう。とはいえ、解説者自身調査した感覚として、外観が通常の照明器具とほとんど変わらないものも散見されますので、やはり実務を通して覚えていくのが一番なのかもしれません。

 正答の防爆型のみ、かなり特徴的な形状ですので、そこだけ押さえておけば良いでしょう。

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